顔面痙攣による開眼困難はボツリヌス療法で症状がよくなります。
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片側顔面痙攣は、顔の片側の筋肉が、自分の意思とは関係なく痙攣する状態で中高年に発症率が高く、特に女性に多く発症します。
原因
原因不明な症例も多いですが、顔面神経根部が血管(多くは動脈)と接触することで圧迫され、顔面神経が過剰刺激され顔面の筋肉が痙攣します。症状
最初は片目の周囲が痙攣し、徐々に頬や口の周りなどに痙攣が広がります。痙攣が強くなると、顔がつっぱってゆがんだ状態になったり、顔面筋肉が麻痺したりします。
眼の周囲筋肉の痙攣がひどくて片目が開けられなくなり歩行時に物にぶつかったり、運転中に痙攣が起きると危なくて乗っていられない、見た目が気になって人前に出られないなど精神状態に追い詰められることもあります。また、痙攣の頻度は、最初は緊張時などに時折起こるだけであったが、次第に頻度が多くなり、日常的に起こるようになることもあります。
診断
片側顔面けいれんの診断は、医師が神経学的診察をして痙攣を確認することで行われます。また、頭部MRI画像、頭部血管画像にて異常に屈曲した動脈によって顔面神経が圧迫されている所見を確認したり、同様の症状を引き起こす疾患で脳腫瘍および多発性硬化症の可能性を否定するためにMRI検査が行われます。治療
- 薬物療法
カルバマゼピン、クロナゼパム、バクロフェンなどの内服が効果を示すことがありますが、ボツリヌス毒素療法や手術療法に比べて効果は低く、長期間使用すると効果が減弱し、薬剤の増量により眠気やふらつきなどの副作用が現れることがあります。
- ボツリヌス療法
目の周囲の筋肉にボツリヌス毒素を注射して、筋肉の異常な動きを抑える治療法です。しかし根治療法ではなく、3か月ほどで治療効果が弱まるため、定期的にボツリヌス注射を行う必要があります。また、重症筋無力症、筋萎縮性側索硬化症など全身性の神経疾患がある方や妊婦の方には行うことができません。
- 手術療法
薬物療法やボツリヌス毒素療法の効果が不十分な方、副作用で継続できない方、根治的治療を強く望まれる方、長期間の経過で症状が強くなった方に考慮されます。微小血管減圧術と呼ばれる脳の深い部分の顔面神経に接触する血管の圧迫を除く手術です。
顔面痙攣は、目が開けられなく日常生活に支障をきたすことがあります。当院には脳神経内科医が在籍しておりますのでお困りがありましたらお気軽にお問い合わせください。
いなざわ駅前内科クリニックでは、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病をはじめ、頭痛、脳卒中、パーキンソン病、認知症、てんかんなどの脳神経疾患、不眠症、うつ病、適応障害、アルコール依存症、不安症、強迫性障害などの精神疾患・メンタルヘルスの問題に対応しております。一宮市、名古屋市、稲沢市、岐阜市、清須市、岩倉市、津島市、愛西市、あま市、北名古屋市など、幅広い地域から多くの患者様にご来院いただいております。稲沢市で内科・脳神経内科・心療内科・精神科をお探しの方は、いなざわ駅前内科クリニックへお気軽にご相談ください。
