基礎知識

Disease Basics
診療案内

パーキンソン病の症状でお困りの方へ

パーキンソン病はα-シヌクレインというタンパク質の異常蓄積により、中脳黒質の神経細胞が少しずつ減少し、その機能が失われて、黒質とつながっている線条体のドパミンが欠乏し、小刻み歩行、前かがみ姿勢など歩行障害、手の震え、動作が遅いなどの症状が現れます。

そのため、ドパミンを補充することが治療となります。

この病気は、数ある神経難病の中でも薬物療法により症状の改善がみられる疾患ではありますが、根治的治療はなく、進行性の疾患であり、薬を投与していても症状の悪化が生じていきます。

その際は、薬の増量や他のパーキンソン病治療薬の追加などが行われますが、幻覚や意志とは関係なく手足や体がくねくね動いたりする不随意運動など副作用が出てきます。

当院では、患者様の困りごとを伺いながら副作用がなるべく出ないように、薬を最小限にしてパーキンソン病の症状を改善する薬物の内服調整を行います。お困りごとがありましたらご遠慮なくお問い合わせください。